日本の総人口は、少子高齢化が進み2010年をピークに下がり始めています。
しかし高齢者(65歳以上)の人口はそれ以降も増え続けています。2035年頃には日本の人口の約3の1を占めるようになるという調査もあります。
そのため現代は、高齢者自らが周囲に迷惑をかけずに人生を終わるための準備をしなければいけない時代と言えます。
「終活」という言葉ご存知ですか?
最近TVなどでも取り上げられここ数年の間に脚光を浴びて来た言葉です。その定義は「人生のエンディングを考え準備し、今をよりよく生きる」、「大切な家族のために自分らしく人生を終える」活動とされています。
現代社会では「相続」を巡るトラブルは非常に身近です。平成22年には「家庭裁判所に持ち込まれた」遺産分割事件だけで1万3,597件にものぼり昭和60年には6,176件であった訴訟数から25年間で2倍にもなっています。
「うちは仲がいいから」「相続とか遺言っていうほど資産はないわよ」と言われる方も多いと思いますが実はそれらの訴訟件数の内5,000万円以下の訴訟が実に74%も占めています。
ちょっとした家と生命保険ぐらいしか・・・と言われるまさに「普通の家庭」でこそ相続争議が起きているのです。
中小企業支援センターでは、センターに所属する各士業がこれらに対応するため「生活支援部」を設置し、エンディングサービスセンターと共同で相続手続きや逝去後の各種手続きなどの同行・代行サービスなど終活に関する様々なサービスを行っております。