積極的な立地戦略

手持ち資金の限られた創業時には、事務所を維持するための諸経費のことを考えて、自宅で開業する方も大勢います。起業の大きなポイントの一つである「初期費用をどれだけ押さえることが出来るか」を考えれば、環境(家族やご近所関係など)さえ許せば、リスクの少ない選択だと思います。

実際に賃貸オフィスを借りる場合、意外と初期費用がかかります。例えば保証金は月々の賃料の6〜10ヶ月分程度が求められることが多いようです。そして毎月の家賃は夜中だろうが休みの日だろうが常に課金されてしまう固定費です。
ワンルームマンションなんかとはちょっと違いますね。

起業の二つ目のポイントは、対外的な見た目と事業の継続的な成長です。例えば、ケーキ屋さんを開くのであれば、顧客になってくれそうな若い女性や金銭的余裕のあるニューファミリーが近隣に居住する立地を優先的に考えると思います。

しかしなぜか、オフィスとなると「商売が繁盛しやすい立地」としての視点を忘れがちです。
来客が一切無いオフィスというのは考えにくいですし、商売上知り合うときに名刺交換もするでしょう。

そこでの住所表記で、何となく信頼してもらえるきっかけになる可能性も十分あり得ます。

ですので、オフィス立地というのも非常に大切な戦略の一つであります。

ただ当然、良いの立地ということは希望する人も多く、その結果家賃の相場も跳ね上がります。例えば東京で言うと「丸の内」とか「渋谷」「青山」などという住所表記ができるオフィスというのは供給もたくさんありますが、それ以上に需要が多いためとんでもない賃料になっているのです。

また事務所の広さですが、その後の引っ越しの手間などを考えて大きめのオフィスを借りておくという強気の考え方もあります。ただ、これはオススメしません。売上が軌道に乗るまでの間、家賃が固定費として資金繰りに重くのしかかってくるケースが多いからです。あまりムリせず、まずは身の丈にあったギリギリの大きさからスタートして利益を捻出し、社員の数に合わせて引越すということで良いのではないでしょうか。

それらを解決するためにレンタルオフィスやバーチャルオフィスという手段もあります。それについては次項で考察します。

結論的には、初期投資を抑えるという視点で見ると
1.自宅開業
2.立地に妥協して格安の物件を探す
3.レンタルオフィス・バーチャルオフィスを利用する

そして選択時のポイントとしては
1.エリアの特性、街のイメージを考える
2.固定費である賃料を考える
3.規模(広さ)を考える

あたりが選択肢になるのではないかと思います。