自宅開業時に賢く利用

バーチャルオフィスについての説明をする前に、先ほどの自宅開業のデメリットについてもう少し考えてみます。

自宅を事務所として開業した場合、特定商取引法による業者情報の公開や、法人の場合登記簿謄本などに自宅住所や電話番号が掲載されることになります。特に女性の場合、プライバシーやセキュリティーのことを考えると自宅住所を後悔することに躊躇があるものです。同居家族への配慮も必要です。
この点が一番のデメリットです。

また仕事と生活、ビジネスとプライベートの境目がなくなります。特に起業して間もない時期は忙しいこともある、ずっと仕事をしっぱなしという状況になってしまうこともあります。気分の切り替えやメリハリのある生活が送りにくくなります。

そんなとき、事務所としての機能は自宅におきつつ登記上の本店所在地は別のところで登記したい、また電話番号だけはべつのところで登録したいといったニーズがあると思われます。

そんなときに活用できるのがバーチャルオフィスです。

バーチャルオフィスとは実際のオフィスではなく、オフィスの住所機能・電話機能だけをレンタルするサービスです。具体的には法人登記の住所、郵便物の受取り、固定電話番号・FAX番号の提供をしています。

また貸し会議室などのサービスを提供している業者もあります。

バーチャルオフィスには下記の要なメリットがあります。

1.プライバシーの保護
特に女性の場合ホームページや名刺に自宅の住所・電話番号を載せたくない方が多いと思います。バーチャルオフィスを本店として登記することによりこの問題を避けることが出来ます。

2.管理規約などの問題回避
自宅が分譲マンションや賃貸マンションの場合、管理規約や賃貸契約において商用利用や会社登記が禁止されている場合があります。そんなときもバーチャルオフィスで登記することによりこの問題を回避することが出来ます。

3.起業家向けのサービス
前述の貸し会議室機能や電話代行・転送機能、受付代行などを提供しており、多くの業者はレンタルオフィス事業もかねていることが多く、事業のステップアップに応じて臨機応変にオフィスも成長させることが出来ます。